一般選抜入試対策アドバイス

一般選抜対策について


日芸の一般選抜は、N方式を除けば学科試験が英語及び国語の2科目(各100点・合計200点)専門試験(実技/作文・小論文)及び面接試験から成る試験です。

専門試験及び面接試験の配点は、100点(文芸学科)から300点(デザイン・美術・音楽)まで学科によってかなりばらつきがあります。

専門試験については総合型選抜(AO)や学校推薦(公募制)等の試験と内容的には重なる部分があるので、ここでは学科試験に絞って説明します。



日芸英語の特徴


英語の問題は大問が5題で、第1問が正誤判定問題、第2問が短文空所補充問題、第3問が長文読解問題、第4問が会話文問題そして第5問が長文空所補充問題で、この出題形式は2017年から変わっていません。

日芸の英語問題の特徴はまず、文法・語法問題(第1問・第2問)の配点が40点もあることです。

一般の私立大学の英語問題は、文法・語法問題の配点は20%程度であることを考えると、日芸英語で高得点を取るには文法・語法の知識を強化することが何よりも大切になります。

もう1つの特徴としては、英語長文問題のテーマが芸術分野から出題され、しかも英文のニュースサイトからの出典が大半であることです。
写真・映画・絵画などまさに日芸で学ぶ分野を扱ったテーマがほとんどであり、しかもニュースサイトからの引用なので、単語レベルが比較的高いと言えます。

設問自体は素直な問題ばかりとはいえ、芸術分野を扱った長文読解問題集は受験業界には存在しないので、日芸に特化した対策を取る必要がありそうです。

全体として難問はないとはいえ、計画的に学習をすすめておかないと目標とする点にはなかなか届かないので、日芸受験.COMの授業を活用して効率的に学習していくことをおすすめします。



日芸国語の特徴


国語の問題は大問が4~5題で、現代文が2題、古文が1題、国語常識問題(文学史・漢字・慣用句)が1~2題で、細部に多少の変更があるとはいえ、これが長年の出題パターンになっています。

日芸の国語問題の特徴は、まず古文の比重が大きいことです。

古文の配点が3割を超えるため、他の芸術系の大学の多くが古文を課さないことを考えると、古文の攻略が国語の高得点にとって不可欠だとわかります。

もう1つの特徴は国語常識問題の多さです。

特に文学史は重要で、ほとんどの大学が文学史から出題してもせいぜい1~2問であることを考えると、3~4問というのは多い方になります。

受験生の大半は国語を真剣に勉強することは少ないので、日芸に合格したいなら、国語にもしっかり取り組む必要があります。

また難問が出ないと思われていた現代文ですが、この数年は難化してきて文章量も多いので、日芸受験.COMの授業を利用して文章読解に慣れておく必要があるでしょう。



まとめ


日芸の英語も国語もかなり特徴がある出題なので、日芸にフォーカスした対策を取る方が絶対に得です。

日芸の問題を研究し尽くした講師による解説講義と出題範囲を網羅したオリジナル教材を大いに利用して万全の対策を取りましょう。